2011年04月08日

2011年4月8日 読売新聞経済面

2011年4月8日(金)経済面
記者:西原和紀
見出し:日本橋洗浄 「次はお濠を」
(アルフレッド・ケルヒャー ハルトムート・イエナー会長 45歳)


 3日で架橋100周年を迎えた国の重要文化財「日本橋」(東京都中央区)を洗浄し、日本の中心にふさわしい名橋の品格をよみがえらせた。
 2001年から、ドイツに本社を置く世界最大の清掃機機メーカーの会長を務めている。日本橋の洗浄は社会貢献活動の一環で、10年11月から、専門家など5人がかりで自社の高圧洗浄機などを使って行った。石造り2連アーチ橋の側壁や欄干は本来の白さを取り戻し、「とてもすてきな橋になり、自分でも驚いた」と満足そうだ。
 ただ100年の汚れを落とすのは容易ではなかった。一方で、歴史的な記録は残そうと、東京大空襲の際に焼夷弾が当たった焦げ跡は消さないように配慮したため、作業を終えるまでに約6週間もかかった。
 「素材を傷めずに汚れを落とすために、科学的な研究を続けている」といい、これまでにニューヨークの自由の女神像やベルリンのブランデングルク門など世界約100か所で歴史的建造物や彫像の洗浄・再生を手がけた実績を持つ。
「建物などを見ると、必ずきれいにした方がいいなと思ってしまう。汚れていたら、その価値は損なわれてしまうから」と力説する。
 現在、約2000種類の業務用や家庭用の清掃機器を約190か国で販売している。1988年に設立した日本法人(宮城県)の10年の売上高は約84億円だった。だが、潜在的な需要を取り込めば800億円まで拡大できると見込む。
 「食事はスシだけで生きている」というほどの日本びいきだ。蓄積したきたノウハウを駆使し、「次は皇居のお濠をきれいにしたい」と“夢”を語る。




【キーワード】
・海外の企業が、日本の伝統的な日本橋を洗浄するという意外性
・「100年の汚れを落とす」という、プロジェクト自体の面白さ
・海外での実績と、日本でも「800億円なる」という見通し
・当プロジェクトについては、2011年2月7日に発表済み
 (http://www.karcher.co.jp/news/news_20110208.html
・「経済ひと点描」は、原則的に毎週金曜日掲載
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2011年01月14日

2011年1月14日 読売新聞経済面

2011年1月14日(金)経済面
記者:佐俣勝敏
見出し:「登場」資生堂次期社長 末川久幸 経験豊富な新鋭

 
 消費者がインターネットの口コミに影響されたり、ドラッグストアの低価格商品を求めたりと化粧品の売り方は近年大きく変化している。難しい時代のかじ取りを任されたのは、18人の役員の中で2番目に若い新鋭だ。
 創業から140年近い資生堂の歴史の中で創業家の初代社長を除いても最も若い社長となる。異例の大抜てきにも見えるが、米化粧品メーカーの買収をまとめるなど前田新造社長の「参謀役」として経営の中核を担ってきた。自らの企画を実現する強い意志や指導力に定評があり、前田氏は「気力や体力の充実した年齢でむしろ有利」と太鼓判を押す。
 伸び悩む国内事業の改革に当たり、「圧倒的な物量を店頭に置くという戦略は変えなければならない」と強調する。イメージ中心の戦略も見直し、「(化粧品の成分や効果など)詳しい情報を消費者に直接伝えたい」と話す。店頭の美容部員が商品にまつわる研究や技術まで顧客に説明できるようなきめ細かい教育を展開する考えだ。
 妻と息子2人の4人家族。週末には手打ちパスタなどの手料理振る舞う。「プライベートでは家庭が第一」が信条で、激務の社長業と良き家庭人を両立する考えだ。


【キーワード】
・消費者行動の変化
・役員の中で2番目に若く、歴代社長の中でも創業者に次いで2番目に若い
・今後の国内での戦略
・プライベート

佐俣勝敏氏は、2008年頃は栃木市局で、2011年1月現在経済部の模様。

参考記事
http://job.yomiuri.co.jp/alacarte/afterfive/af_10122101.htm
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/feature/utunomiya1224945147344_02/news/20081029-OYT8T00857.htm
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