2011年02月25日

2011年2月25日 読売新聞地方・東京面

2011年2月25日(金)地方・東京面
記者:川床弥生
見出し:女子注目!科学カフェ 専門家招き、分かりやすく 「お茶会」感覚で参加


コーヒーや紅茶を飲みながら科学の話に花を咲かせる参加者たち(19日、台東区谷中で)  お茶をしながら気軽に科学を楽しみませんか――。下町の小さなカフェで、ざっくばらんに科学について語り合うサイエンスカフェが開かれている。ゲストには毎回専門家が招かれ、若い女性の参加が多い。「科学が身近になった」「質問しやすい」と評判は上々だ。(川床弥生)

台東区谷中の「cafe&bar さんさき坂」。19日の夕方、サイエンスカフェ「WEcafe(ウィーカフェ)」が開かれていた。約15人の参加者のうち、半数以上が女性だ。この日のテーマは「統計にだまされない方法」で、線虫を研究している農業環境技術研究所特別研究員の竹本周平さんをゲストとして招いた。

グループワークでは、二つの事柄両方に影響を与える「交絡」要因を取り上げた。参加者はその場で思いついた「朝ごはんを食べない人」「平均年収が高い」という二つに影響を与えそうな第3の要因を考えた。

「夜勤をしているから」「外国株のデイトレーダーだから」などの意見が次々に挙がり、主催するウィーカフェの蓑田(みのだ)裕美さん(26)が「本当は関係ない事柄なのに、間に別の要因が入ると一見『そうかも』と感じませんか。これが交絡要因です。統計結果も、一つの要因だけが影響するとは限りません」と説明すると、参加者はみな納得した表情を浮かべた。

その後は、日頃の疑問や感じたことなどについて、研究員を交えながら、会話に花を咲かせた。

初めて参加した葛飾区亀有、会社員伊藤聡美さん(26)は「わかりにくいと思っていた科学に興味が出てきた」と話し、インターネットで見つけて初めて参加したという横浜市港北区の養護教諭熊田奈緒子さん(26)も「テーマが身近でおもしろい」と満足げだった。

「講演会のような一方通行ではなく、顔を合わせながら科学を話せる場を作りたかった。科学を好きにならなくても興味を持つきっかけになれば」。そう話す蓑田さんは、国立科学博物館が認定するボランティアの「サイエンスコミュニケータ」を務めており、本職は大手化粧品メーカーの研究員だ。

こうした小規模のカフェは昨年3月から始め、少しでも興味を引こうと、これまで「ワラビ」「脳科学」「小笠原諸島の生物の進化」などのテーマを取り上げてきた。参加費は300円で、1ドリンクを注文するのが決まり。お茶会感覚で参加できるので20〜30歳代の女性が多いという。

ウィーカフェは月に1、2回開催しており、定員は毎回15人。詳細はホームページ(http://blog.goo.ne.jp/wecafe/)で。


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・女性と科学という意外性
・定期的に開催しているという継続性と、読者の参加可能性
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posted by メディアウォッチャー at 19:41| Comment(3) | 読売新聞(地方面・東京) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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